毎週サーフィン&廃校で仕事ときどきコワーキング利用者と日帰りの旅

2019年1月から月一ペースでベイカンシー利用者さん5、6名と一緒に地域へ出向きプチワーケーション的な活動をしておりました。
それとは別に私は2018年7月から週一で千葉県勝浦市鵜原海岸に行き朝一でサーフィンをし、サーフィン後は鵜原海岸から30秒の場にある廃校をコワーキング&シェアオフィスにリノベーションした「清海学園」で仕事をするという生活を続けておりました。
こんな生活を続けていく中で、ときどきいつもの場所とは違うところで仕事をすることは心と頭にとって有益であるとを感じる一方、週一勝浦へ往復4,5時間かけて行くこと自体がちょっと面倒になってきて、さらに移動時間中は運転しているので何もできないという時間のムダ感を感じたりもしてました。

自分の代わりに誰かが連れってってくれれば嬉しい

地域へ行って仕事することは続けたいが、移動時間の労力とムダ時間をどうにか解決する方法はないかなと漠然と考えていた時に、勝浦市が取り組んでいる「移住定住ツアー」なるものが実施されていることに気づきました。
そこで閃いてしまいました。
・市はツアー参加者の集客に苦労をしている。
・私は勝浦市へ定期的に連れて行ってくれる方を欲している。
・ベイカンシー利用者と勝浦へ何度か行っているが皆さんたまには行きたいと言っている。

移動手段集客  
勝浦市用意できる苦労している
小山苦労している  行きたい人はいる

これはお互いが苦労していることを補完できる関係性が作れるのではないだろうか。
集客ができるのであれば、大型バスで移動することが可能となる。なんて素晴らしいんだろう。
ということで、勝浦市への提案を実行しました。
現在実施している移住定住ツアーを、私が毎週・毎月行っていることに置き換えるツアーに変えていけば良いのではないでしょか?と。

地域へ行って仕事しよう(移動中も仕事可能!)の「コワーキングバス」の実施

そんな思いつきな提案であったものの、運良くはなしが進み、結果的に移住定住ツアーに組み込んでいただけることになりました。
とはいえ、私は旅行業の免許を持っているわけでもなくツアーを組める資格もありません。そこで、JTBさんの裏方として企画を行い、地域へ行って仕事しよう「コワーキングバス」という企画を組みました。
朝一でベイカンシーオフィス(五反田)に集合し、40〜50名乗車可能のトイレ付きのデラックスバスに乗って勝浦市を目指す日帰りワーケーション的な取り組みです。
勝浦市でウェットスーツを製造販売しているネクストレベルさんで工場見学をし、名物の勝浦タンタンメンを食べ、廃校を活用したシェアオフィスの清海学園で仕事をし、夕方にベイカンシーオフィスに帰ってきて解散という流れです。

実際にコワーキングバスの参加者は定員20名マックスで実施することができ、毎日新聞さんにも取り上げていただくなど、可能性を感じていました。

勝浦市の取組みをそのまま埼玉県小鹿野町を目的地として「spods」さんのご協力を得て実施したりもしてました。

そう、ここまでは「地域へ行って仕事しよう」という活動は順調に進みつつありました。

移動することがNGな日常の中でコワーキングバスに代わるもの

2020年2月ころからコロナウィルスの驚異にさらされることになり、4月には緊急事態宣言が発令され、県をまたいでの移動が制限されることになりました。
もちろんコワーキングバスの活動は休止、日々のワークスタイルもリモートワークが主体となってきました。
ベイカンシーオフィスも緊急事態宣言、都の休業要請を受けて4月、5月は休業しておりました。

それ以降オリンピック終了するくらいまでの約1年半は緊急事態宣言が発令されたり解除されたりする生活で、これまでベイカンシー利用者と共に企画してキャンプしたり、地域へ行って仕事したりというコワーキングスペース+αなことは一切行えない状況でのスペース運営となってしまいました。
そんな中、県をまたがない(私は千葉在住)近場、緊急事態宣言が解除されたタイミングで近場や車で行ける働き場を求めて個人的な活動をひっそりと行ったりしていました。
その行動は引きこもり生活で溜まっていたストレスともやもや感をちょっと晴らすことができ、ワーケーションぽい気にさせてくれました。

せっかくなんで働く場は選べても良いと思う

2020年、2021年は多くの方にとって困難な年であったと思います。一方でこれまでなかなか進まなかったリモートワークは急激に進んだかと。
今後は再びリモートワークから出勤へとシフトしてくるのではないかと予想されますが、リモートワークでも特に問題がないとわかった企業などはこのままリモートワークの制度を残してくれることを期待したいです。

今後は出勤したい人は出勤、リモートワークしたい人はリモートワークというように働き方の選択が可能になれば良いなあと思いますし、リモートワークに関しても「自宅」以外の選択肢が選べるようになると更に良いなあと思います。

選び方もいろいろとあると思いますが、近場のカフェや図書館、コワーキングスペースやホテルなど自宅以外でも選択できる場は増えているなあと感じます。
そして、上級者コースといえる選択肢としては、数日間、数週間、自宅を離れた場で過ごしながら仕事をするようなスタイル、いわゆる「ワーケーション」という選択もでき得る世の中になってきました。

ワーケーション未満、いつものリモートワーク以上の選択肢

リモートワークでワーケーションしよう!その選択できる方はどんどんワーケーションすれば良いと思います!
ですが、ワーケーションまではちょっとムズいなという方も多いと思います。ベイカンシーオフィスを運営している私、小山も状況的にワーケーションはムズいです。
そんな私ですが、2020年まではコワーキングバスという活動を通じてワーケーション気分を味わうことがなんとかできていました。今はコワーキングバスを動かすことがあまり今の時代に沿っていない気がしていて、二の足を踏んでいる状態になっています。
そんな中で密かに始めたのが、個人レベルで気が向いた時にワーケーション未満のリモートワークができそうなワークスペースへ赴きリモートワークすることでした。

気晴らしができる仕事場を紹介するサイト「キバラシワーキング」

良し、場を求めて活動しよう!気晴らししながら働ける場を求めて!との思いで「気晴らし リモートワークスペース」でググっても「ぽい」のがでてこないことに気づきました。
良し!と思っても行き場がわからないのでテンションがあがってこない。それはマズイ。そして、本当にその場でリモートワークできるのか、素敵な場なのかもわからない。
それならば、私自身で場を探し、そして体感し、リアリティある情報として伝えていこうと決めました。
伝える方法としてSNS投稿だけでは伝わりにくく、検索しずらいので、サイトとして発信していくことにしました。
サイト名は「キバラシワーキング」です。

ベイカンシーオフィスゴタンダを起点に大体2時間圏内で行けて、気晴らししながら仕事できそうな場を紹介していくのですが、基本的には筆者である私(ベイカンシーオフィスオーナー)の観点で選んでいますことご理解ください。※ノンクレームで。
キバラシワーキングで大事にしているのは気分。前日、もしくは当日の朝に感じる気分で場を選んでいけるような感覚で。その時の気分を大きく「がっつりと行ってしまおう」と「ちょっとだけ行っちゃおうかな」に分けて紹介していきます。

この2年ほどで浸透してきたリモートワークという働き方を、キバラシワーキングという選択をすることでより効果的に、そして楽しいリモートワークライフがおくれるようになれば良いと思っています!